低酸素トレーニングのしんどさと効果の関係

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低酸素トレーニングで「息切れしにくくなった」「冷え性・肩こり・便秘が治った」などの効果を感じていただいた方より、
「あまりしんどくないわりに、効きますね!」と反応をいただく事があります。
(「軽い運動のわりにはしんどかった」、「トレーニング後日に大きな疲労感が出た」
と仰られる方もいらっしゃいますが、冒頭の様な反応をされる方が大半となっております)

この事から低酸素トレーニングは、しんどさと効果の間にあまり相関関係が無い様に見えます。
しかし、体感的にはしんどくなくても、実は体には大きな負荷がかかっております。

どういう事なのか、説明させていただきます^^

そもそも、通常のトレーニング(筋トレなど)でしんどいと感じるのはなぜでしょうか?
その理由として下記の要素がございます。
・筋肉に乳酸が溜まる
・筋繊維が損傷する
つまり、筋肉に負荷が掛かり、乳酸が溜まったりする事でしんどいと感じるのです。

低酸素トレーニング中に、あまりしんどいと感じられないのは、筋肉にかける負荷が小さいからです^^
では、何に対して負荷をかけているのかと申しますと、それは血液の成分でございます。

血中には酸素が含まれております。
筋肉はこの酸素を使って動いておりますので、「酸素=体を動かすために不可欠なもの」と言えます。
しかし、低酸素トレーニング中は呼吸で吸い込める酸素が少ない為、血中の酸素量が減り、体にも負荷がかかって参ります。

すると、体は酸素が少ない状態に対応します。
「心臓を沢山動かして、多くの血液(酸素)を送ろう!
「血流を良くして、すみずみまで酸素を送ろう!」
となるわけです^^

その結果、心臓が鍛えられ、血行が良くなり、
持久力アップや肩こりの改善といった効果が現れるのです

「あまりしんどくないわりに、効きますね!」
と不思議に思われるかもしれませんが、体は変わるべくして変わっているのです^^