3回目の体験授業は循環器についての授業でした。中学の時に理科の授業で習いましたが、循環器とは何かと聞かれると何も説明できない程忘れてしまっていた私には、今日の授業は何だか難しそうだなと少し不安を感じながら始まりました。

・血液の働き
・心臓と冠状動脈
・心臓病と肺炎
について教えて頂きました。

血液は不要なものを排出し、必要なものを取り入れて循環しているのですが、熱も運んでくれています。
体温が上がり過ぎない様に外気に近い皮膚の表面の血液量を増やし、空気中に熱を放出させているのです。
運動した後やお風呂の後に皮膚の表面が赤くなる理由がこれだったのです。体温を下げるのは汗をかく事だけではなかったなんて知りませんでした。

色んなものを運んでいる血液ですが、不随意筋と言う筋肉で出来た心臓から送り出されています。
心臓にはペースメーカーの働きをする洞房結節と言う細胞の集まりがあり、そこからの命令で一定リズムを刻みながらドクドク動いているそうです。
一番動いているのは心臓で、心臓自身にも栄養が要るので、全身に血液を送りながら心臓自身にも新鮮な血液を送り、心臓自体の筋肉にも栄養を配っています。
しかし心臓自身に栄養を送る冠状動脈と言う血管は詰まりやすく、歳を取ると心臓の病気になりやすいそうです。

普段自分の身体に起きている事の原因も知らないまま当たり前の事として気にも留めずいた事が先生の授業を聞くと、そうだったんですね!の連続なので、授業前に感じる不安はいつもなくなっています。
先生の授業は私の苦手そうな分野も新たに深く解りやすく教えて頂ける為、興味が湧いて来るので不思議です。

また、心臓病と肺炎に関しては多くの方が亡くなる死因ですが、セラピーや運動、食生活の改善で防げる病だと教えて頂きました。「その一部の症状を予防できれば身体の他の場所は元気だったらまだまだ死なずに済む為、セラピーを受けに来てくれているクライアントさんにはこれらの防げる病気では亡くなって欲しくない」と先生は仰いました。
先生の人を助けたい気持ちが表れていて感動し、私も先生の元でこの技術を習得したいと強く思いました。助けれる命があるのならば助けたい。
今は発症していなくても数十年後になる可能性のある病気です。ちゃんとした知識や技術を付けて病気を回避させてあげたいと強く思える授業でした。