加圧筋力トレーニングに関するQ&A

Qどんなトレーニング（手法）ですか？
A血流を制限した状態で体を動かし、アンチエイジングの肝である成長ホルモンを分泌させる手法です。体型から肌質まで、効率的に若さを獲得できる素晴らしいトレーニングです。

Qどんな器具を使うのですか？
A血流を制限するベルトと簡単な運動を行うダンベルなどです。

Q重たいものを持つのですか？
A重たいものは持ちません。1ｋｇ程度の小さなダンベルと負荷の小さなマシンを主には使用いたします。

Qベルトはどこに巻き付けるのですか？

A”腕の付け根”と”脚の付け根”の2カ所です。

※肘や膝、お腹や首など、こういった場所にベルトを設置することはありませんので、ご了承下さい。

Q難しい動きではありませんか？
A加圧筋力トレーニングは、シンプルな動作を基本としておりますので、難しくて出来ないということは一切ございません。

Qどんな人達が利用しているのですか？
A芸能人やモデルさん、一般の女性の方々が若さや美しさを保つために利用していたり、スポーツ選手が競技能力向上を目指して利用していたり・・。または、ご年配の方々が健康を維持するために利用しているというケースもございます。

Q安全ですか？
Aご安心下さい！トレーナー指導の元であれば、安全なメソッドです。当施設（グループ）では、これまで数千・数万というセッションを提供しておりますが、一度も危険な状態になったことはございません(当施設では、安全のためのマニュアルをしっかりと作成しております）。

Q普通のトレーニングとの違いは？
A一般的に行われているトレーニングは、重い物を持ったり、走ったりして、筋肉に力学的ストレスを与えて体を鍛えていくものです。加圧筋力トレーニングは、それほど重い物を持ったりしませんし、走ったりすることも殆どありません。加圧筋力トレーニングは、血液の流れを制限することで、ハードな運動をしていると脳に錯覚させて効果を引き出すトレーニングです。ですので、一般的なトレーニングとの違いはというと、”力学的負荷ではなく、血液の流れを制限して効果を引き出す”という点にあるかと思います。

Qなぜダイエットに効果的なのですか？
Aダイエットに効果的な理由は３つございます。

一つ目は血液の流れがよくなること。血液の流れがよくなることで、体温が上がり体全体の代謝が促進されることが期待できます。人の体は体温が下がると代謝が落ちてしまうので、血流増加による体温上昇は代謝向上に大きくプラスに作用するのです。他にも血液に含まれる糖分や脂肪が細胞に運ばれやすくなることもダイエットに役立ちます！

二つ目はホルモンの働きによるもの。加圧を行うと成長ホルモンというホルモンが出てきます。成長ホルモンはセッション後、６時間にわたって脂肪を分解してくれるといわれており、その効果はダイエットに対して十分、期待できるものです！

最後は筋肉の活動量です。普段、運動していない人の場合に顕著ですが、筋肉というのは日常生活で使わないとドンドン活動する量が減り、やせ衰えていくものです。そこで週に１度でも加圧のようなハードな手法を行うと、筋肉の活動量が上がり人並みの筋力を維持しやすくなるのです。筋肉の繊維がしっかりと働くようになると、そこで燃やされる脂肪の量も増え、それがダイエットに繋がっていくのです！！他にも色々と効能はありますが、加圧がダイエットの大きな味方であることは間違いありませんので、ぜひ、チャレンジしていただければと思います！

Q若返りの効果があるって本当ですか？
A本当です。加圧筋力トレーニングを行うと、”成長ホルモン”という若返り効果を誘発するホルモンが大量に体内に出てきます。
この成長ホルモンの作用で、体が若返るのです。そして、この効果が素晴らしいからこそ、多くの芸能人やモデルさん達が加圧筋力トレーニングに取り組んでおられるのです。
※昔は痩せていたのに体形が崩れてしまったという方には是非お薦めです。

Qなぜ、成長ホルモンが出てくるのですか？
A加圧筋力トレーニングの大きな特徴の一つは、短時間で成長ホルモンを大量に分泌させることが出来るということです。ではなぜ、加圧筋力トレーニングで成長ホルモンが大量に分泌されるのでしょうか？これは、”無酸素運動”がカギになります。
加圧筋力トレーニングは、手脚の付け根をベルトで締め付けるため、ベルトから先の血流は徐々に制限されて参ります。もちろん、血液の流れを完全に止めてしまうことはありませんが、流れる量はかなり少なくなっていきます。こういう状態になると、当然ながら流れ込む酸素の量も少なくなり、筋肉は低酸素状態で動くことを余儀なくされます（無酸素運動）。
筋肉というのは酸素が少ない状態で運動すると、その運動過程で”乳酸”という物質をつくりだし始めます。この乳酸は、”酸”という文字が入っていることから分かるように、大量に出てくると体内を酸性に傾けていく働きがあります。

人間の体には様々な受容器（センサー）があり、体の情報をキャッチしては脳に逐一、神経を使って連絡しております。そして、その情報をもとに様々な反応を起こすのです。

当然ながら”酸性に傾いてきたよ”という情報も受容器から脳に送られ、それに則した反応が体に起こることになります。その”酸性に傾いてきた結果おこる反応”の中に成長ホルモンの分泌を促すという反応があるのです。運動で酸性に傾いたという刺激が、成長ホルモンのスイッチになっているのですね。したがって、短期間で効率的に無酸素運動をつくりだす加圧筋力トレーニングは、成長ホルモンの分泌に役立つということがいえるわけです。

Q斑点が出来ることがあると聞いたのですが？
Aそうですね、斑点が出来ることがございます。
血液の流れを制限してトレーニングをしますので、少し鬱血したような状態になり、トレーニング後に赤い斑点が出来ることがあるのです。これは、隠しようのないデメリットですね。
ただ、この赤い斑点は数日から1週間程度で綺麗になくなりますし、トレーニングの継続によって殆どでなくなっていきます。ですので、殆ど全ての方は気にされないでトレーニングを行っておられます。

しんどいトレーニングって聞いたのですが？
そうですね。加圧筋力トレーニングは、非常にしんどいトレーニングです。これは間違いありません。ただ、トレーニング自体は30分程度と短いものですので、本気で体を変えたい方であれば問題なく頑張れることだと思います。ただ、甘い気持で取り組む人向きではないかも知れませんね。

Q加圧筋力トレーニング中、手脚を動かし辛くなるのはなぜですか？
A加圧筋力トレーニングは重い物を持ったりしない（低負荷）上に、メニューは30分程度（短時間）と非常に短く設定されています。しかし、短い時間にも関わらずトレーニング終盤では手脚がかなり動かし難くなります。

Qなぜ、低負荷・短時間にもかかわらず、手脚が動かし難くなるのでしょう？
A実は、これには明確な理由があります。

加圧ベルトで手脚を圧迫すると筋肉は酸素が少ない状態で運動を継続することになります（血液の流入量が減りますので、当然ですね）。
実は筋肉というのは酸素が少ない状態で運動を行うと乳酸という物質が生じるように出来ています。そしてこの乳酸は、運動の継続によってその濃度がドンドン上昇していきます。
乳酸というのは、その名の通り”酸”ですので、乳酸が増えてくると血液内の酸性度（水素イオン濃度・PH)が上がっていきます。人間の体内は基本的に弱アルカリ性（PH7.35-7.45）で正常に機能するように出来ていますので、乳酸によって酸性度が高まると筋肉は正常に機能しなくなり、動かし辛くなってくるのです。この酸性度が上昇することが、加圧筋力トレーニングで手脚が動かし難くなる理由なのです。
※加圧筋力トレーニングに限らず、ハードな運動で体が動かし難くなる原因の大半は、この乳酸によって体内の酸性度が上がってしまうことに起因します。

上記の他にもエネルギー源である糖の減少やパンプアップによる神経圧迫なども要因として考えられますが、主たる要素は酸性度（PH)の上昇であると理解いただければと思います。