痛みを伴わない代替療法のメカニズム

マッサージや整体や鍼などの代替療法は痛そうだ…”というイメージをお持ちの方は多いかもしれませんね。

実際、痛みを伴うものもあるのですが、逆に全く痛みを発生させずに体を調えるものもございます。

今回はそんな痛みを伴わない代替療法の仕組みについてご説明させていただきます!

まず、代替療法の基本的な考えとして、人間本来の「自然治癒力」がございます。

体調がすぐれないということは、この自然治癒力が上手く発動していないということです。

これは、脳が体の不調を見つけ治癒する命令が正しく機能していないことに、起因しています。その脳の機能を正しく調え、自然治癒力を発動させることが代替療法の役割なのです。

人の体は刺激を受けるとその情報を神経に乗せて脳に送り、脳は末端から集めた情報を元に様々な命令を神経を通し体に送っています。体調が悪くなるとその情報が脳に伝えられ、脳が体を調える命令を出しています。風邪をひいた時に何もしなくても治るのは、体が脳に不調を知らせ、菌と戦う命令が脳から出ているからということですね。

この双方向の役割を利用し、体に適切な刺激を加えることで、脳が気づいていない体の不調を知らせ、脳の命令機能を高めることが、代替療法の行っていることです。

適切な刺激であれば、脳が気づく程度の小さな力で充分です。

大事なのは、どこをどのように刺激するかということ。

東洋医学や代替療法士の経験則に基づいた適切な刺激を与えられると、電気のブレーカーを入れたように劇的に体の調子が改善されることがございます。

筋肉を軽く指圧することで、たった一本の鍼を刺すだけで、すっかり健康を取り戻す例は、たくさんみられます。痛くないから効果がないのではなく、腕がよいということにもつながってきます。

もちろん脳や神経の科学的解明は現代でも不十分ですが、痛みを伴わない代替療法のメカニズムを少しでもご理解いただけましたら幸いでございます。

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