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体脂肪計と体脂肪率
先日、クライアント様よりとても良いご質問をいただきましたので、
ご紹介させていただきます
その質問は、”上半身も下半身もキレイに痩せたのに体脂肪計で測ったら、痩せる前よりも体脂肪が増えてる…どうして??”というものです。
これ、実は結構多い質問です
一般的に販売されている体脂肪計は体脂肪を直接測っているのではなく、体内の電気の流れやすさから体脂肪率を算出しています。仕組みとしては、水分を多く含む筋肉の比率が高いと電気がたくさん流れるため体脂肪率を低く算出し、水分の少ない脂肪が多いと体脂肪を高く算出するという感じです(水分は電気を通しやすいのですよ^^)。電気の流れ方は、筋肉と脂肪の比率によって規則的に変化しますので、大凡の体脂肪率が計算できるのです。
しかし、この体脂肪計の仕組みは完璧でない部分があり、それが今回のような問題に繋がることがございます。
その原因は、人体に生じる”むくみ”です。
”むくみ”は血管から水分がしみだしている状態ですので、むくんでいる足は水をたくさん含んでおり電気を流しやすくなります。そうすると、どんなに電気を流しにくい脂肪が沢山あっても”むくみ”がある人の体脂肪率は低く出てしまうのです。
上記のことから、ダイエット前に体脂肪率が低かったとすれば、むくみによって生じた水分によって体脂肪率が低くなっていたと考えられるのです(実際、ご質問いただいたクライアント様は、トレーニング前にむくみのお悩みもございました)。筋肉を鍛え、体調を改善させながらダイエットを成功させるとむくみも解消いたしますので、結果としてダイエット成功後の方が、体脂肪率が高く出ることも十分あり得るのです
もし体脂肪計の値で”あれ??”と思われましたら、”むくみ”について考えてみてくださいね!
それでも”あれれ??”と思われましたら、ぜひ担当のトレーナーにご相談いただければと思います^^